岩崎良美、母との50年間の確執明かす「母との相性が悪かった」
歌手の岩崎良美が10月6日放送のフジテレビ系「ノンストップ!」で、母親との50年間に渡る確執を打ち明けた。
80代になる母親との関係に数十年間悩み続けてきたという岩崎。「母との相性が悪かった。とにかく激情にかられやすい人で、自分の思ったことを大きな声に出してしまって、相手にぶつけてしまうところがあった」と明かした。母が自身に辛く当たった理由については、「私が女の子だったのが残念だったのだと思う。仕事が忙しくて父がいなかったということが母にとってもストレスで、そういうことを全部末っ子の私にぶつけていた」と憶測した。
芸能界入りもやはり反対されたが、姉の歌手・岩崎宏美の説得があってなんとか実現したのだという。しかし歌手になってからも母親には「(岩崎良美の歌は)聞いていられない」と相変わらず厳しい言葉をかけられた。なにかと姉と差をつけられたようで、岩崎は「私の出ている番組の録画を消しちゃったり、姉のコンサートには来るのに私のコンサートには来なかったり、私に対してあまり興味がなかったみたい」とずっと認められなかったことを明かした。
だが岩崎が50歳のときに転機が訪れた。岩崎の幼少期の写真を見た夫が「寂しそうな顔してるね。寂しかったの? よくがんばったね」といたわってくれたのだそう。岩崎は「そのときに、自分の中の壁が音を立てて崩れ落ちた」と振り返る。それから母親との関係にも変化が生まれたそうで、「母も年を重ねたんじゃないでしょうか。ライブに『友達と一緒に行きたい』って言ってくれたり、クッキーを送ったらお礼の電話がかかってくるようになって」と、現在は関係を修復しつつあることを語った。